長渕とボク #40〜  走って、走って
2021.05.20
今回も僕の数少ない友達をもう1人。 その友達は、幼稚園からの幼名なじみで、物心ついた時から一緒に遊んでいてとても仲が良かった。 彼は、スポーツマンで運動神経が良く、なんのスポーツをやってもうまく、 学校のマラソン大会などでは、全校でで1、2位を争うほど持久力もあった。 同じ幼稚園、同じ小学校、同じ中学校、だった。 また手先も器用で、プラモデルを作らせたら玩具屋さんに飾られるほどの腕前。 友達でありながら、ボクのあこがれの的だった。 そして、小学生の時は、同じ町内のソフトボールチームにも所属していたが、たしか小学校5年生の時だったと思うが、 彼は、ソフトボールから少年野球チームに転籍してしまい、その辺りからなんとなくお互い違うチームの練習などで、 今までのように毎日一緒にいることがなくなっていったように思う。 そして、中学に上がると、2人とも同じ野球部に入り、またそこで同じ時間を過ごした。 野球部でも彼はピッチャーだったりと相変わらずのスポーツマンだ。 中2になったころ、ボクは相変わらずチビだったが、彼は身長も伸び、 クラスも違っていたことから、だんだん一緒に遊ぶ友達もお互いに変わっていった。 そして、高校も違う学校へと進学。 ボクは、高校では野球をやめ、テニス部に入ってなんとなく開放感からか、練習もサボるようになり、 毎日学校帰りにはゲーセンなどに寄り道しては、プラプラと堕落した学生生活を送っていた。 しかし、その彼はときたら、早くから競輪選手を目指していて、 朝の通学時にはレース用の自転車でお父さんとトレーニングしている姿をよく見かけていた。 そして、高校を卒業した後、競輪学校に進み、そのままプロになった。 ボクはデザインの道に進んだが、実家が近かったので、 帰省した時に彼が家にいるときなどに立ち話程度にはお互いの近況を伝えあったりしていた。 そうして、なんやかんや数十年くらいたっただろうか、、そんな立ち話の時に、「東京にもレースでよく行くよ」と言っていたので 「なら、こんど観に行くよ」と軽い約束をして、「京王閣」に来るタイミングで初めて彼のレースを生で観た。 すごかった! こんなにもスピーディーで、危険なのか、生の選手たちの迫力に圧倒された。 競輪なんて今まで見る機会もなかったので、まったくルールはわからないが、大歓声の中で走っている姿がとてもかっこよかった! その後は、彼が東京にくるたびに、ちょこちょこ応援に行き、声援を送ると「ニコっ」としてくれてとても嬉しかった。 買うレース券はもちろん必ず、彼から流して買っていた。(結局、ボクが観たレースでの配当金はなかったが) その券に、彼の名前が入っているのがなんだか誇らしくて、今でも記念に持っている。 そして、数年後、 彼から連絡があり、「俺、今度のレースで引退するんだよ」と。 そのことを聞いた時には、なんだかボクらの時代が終わったような感覚になりとても寂しく感じたが、 「もしよかったら観に来てよ」というので、当然のことながらボクは最後の勇姿を見に行った。 そして、当日、取手のレース場に足を運び、1人ででかい声で声援を送っていると、 奥さんと息子さんも見に来ていたようで、こちらに気付いてくれて、 最後のレースを奥さんと息子さんと3人で一緒に観ることになった。 息子さんは、お父さんのレースを初めて観戦したらしく、実際に走っているところを見て、 「かっけ〜〜!」とため息を漏らしていた。。。その言葉を聞いてなんか、こっちまで泣きそうになった。 結果は、振るわなかったが、ラストランのところで大きな声で声援を送ると彼は手を挙げて応えてくれた。 それが、またかっこよかったのだ。w その姿が印象的だったので、後日、ボクはそのラストランの スタートゲートに並んだ瞬間のシーンを絵にして、彼にプレゼントした。 とっても喜んでくれたので嬉しかったし、良い引退記念になってよかったと思う。 代わりに引退レースでかぶっていた大事なヘルメットをお返しにプレゼントしてくれた。 その時の絵がコレ↓ 引退後は、それとなく、また昔の幼なじみに関係に戻ったような感覚があり、たまに連絡をとりあったりできるのを嬉しく思っている。 そして、先日、連絡をとった際、なんと彼は、おじいちゃんになったらしい。。。。おめでとう! そんな彼に贈る歌は、やっぱり、これしかない!!! 「立ち向かうその向こうには、確かな明日がある〜♪」