不滅のエンタメ vol.3 ~羽ばたけ空想ライオン!~
2020.12.16
MKD office代表・音楽プロデューサー鎌田昌郎 
 
さてさて、再三に渡り<感動>が人を動かす、的な話しを自論を交えて書き綴っていますが、
その想いの延長に、弊社には<劇団>があります。
 
【原宿空想ライオン】という自社運営の劇団です。
 
団員は現在17名、主に20代~30代前半くらいまでのメンバーが中心です。
もともと役者志望!というよりも、弊社が音楽の事務所なので、歌の活動を中心にやりながら芝居にも興味を持ち、劇団に入団!という流れのメンバーが多い現在です。
劇団を正式に立ち上げてまだ4年くらいなので、まだまだ成長過程ではありますが、僕はこの劇団に大きな期待と限りないビジネスチャンスを描いております。
 
再三語っている<感動>という極上のディッシュを演出するツールとして、〈音楽〉にプラスしてこの<芝居>というものを最大限活用したい!と考えているわけです。
 
考えてみれば、僕ら物心つく幼少時代より、幼稚園でのお遊戯、演劇(桃太郎とか花咲じいさんとか)、絵本の読み聞かせ、など自分ではない他人の世界観を再現したりして疑似体験を愉しむ事には慣れ親しんできている訳です。
なぜそれをやるかというと、人を想いやる気持ちを育てるなどの人格形成に役立ち、人間社会の学び、教育、成長!という部分でメリットがあると考えられているから。
そのお芝居がどんどんクオリティー上がってきて文芸的な作品を大きな舞台で演出したり、またはキー局のメジャーテレビドラマなんかで作品となったりして、人気俳優が視聴率アップを目的にドラマなんかやる訳ですね。
 
もちろん我々も目指していますよ!月9ドラマ!!
えっ?今は月9の時代じゃない?笑 火10 ですかね!笑
 
しかし、メジャーどころのメディアや大手演劇興業として扱われるようなドラマやお芝居だけが全てではないと思ってます。せっかく教育や人間形成、または社会貢献(高齢者向けの慰問とか、認知症予防のエンタメ企画とか)などでもお芝居や演劇って使われてるじゃないですか!
そこ、そこをもっと盛り上げられないかな、と僕は考えを巡らせているわけです。
 
この写真は一昨年の公演<雨>のワンシーンですが、数年前に起こった広島の大雨・土砂崩れを彷彿させるストーリーでした。
見る方によっては、かなりハードで、苦しい話だったのではないかと思いますが、このお芝居をやったことで、演者もスタッフもお客さんも、生きるという事、そして家族のこと、死について、様々に考えを巡らせた事と思います。
主役の演者も言っていました・・
「この芝居に携わって、これからの生き方を考えました。」と。。
演る方にも、観る方にも、感動に繋がる何かをこの公演で落とせたのではないかとスタッフ一同感慨に浸ったものでした。
 
近々の公演情報・・・原宿空想ライオン 第5回公演『楽園』
 
日程】1218日(金)・19日(土)・20日(日)
【料金】前売3000円/当日3300
【会場】高田馬場ラビネスト
    〒 169-0051 東京都新宿区西早稲田3-27-4 第一キャラット河俣B1
 
【開演時間】
 1218日(金)19:30
 1219日(土)13:00/18:00
 1220日(日)13:00/18:00
 ※開場は開演の30分前になります。
 ※全席自由席
 
 
あらあら、宣伝になってしまいましたね。笑
 
ちょっと目線を変えて語りますが、、芝居って、役者さん達は何のためにやるんでしょうか、、?
 
「僕は、演じるのが好きだから、芝居で食っていけるように役者目指します!」
 
とか、「松田優作さんの芝居に感銘をうけて、僕は死ぬまで役者としての活動を続けます!」とか、、
何度かそういうセリフを聞きましたが、、、
 
まあ、松田優作さんに憧れて、そういうカッコいい存在に自分もなりたいから、というのはわかりますが、、
演じるのが好きだから、、、というのはどういう事なのでしょうね?
(おじさんの屁理屈になりそうなのでうんちくはカットします。笑)
 
演じる側の目的と観る側の目的、ピッタリ重ならないまでも、何のための芝居なのか?何を得る為の演劇なのか?というのは、ビジネスにするならはっきりさせたいと思います。
例えば、子供達に「兎と亀」のお芝居を観せる。
これは、人生において必要な学ぶべきその教訓を、ただ言葉だけで教えても印象強くインプットしづらいので、楽しく面白くリアルな場面描写を作りながら子供達により理解をしてもらおうと、演るわけですね。
目指す部分、到達目標、はっきりしてます。
 
僕の知り合いで、社員研修に演劇を使っているところありますが、、それも、【リアルな仮想体験】なわけです。参加者の業務に対しての能力アップを目的としています。
 
人類が芝居や演劇を本質的に求める文化的な部分からは遠ざかるかもしれませんが、僕は是非社会と繋がりのある演劇を形作りたい。
その演劇によって何かプラスのメリットを生み出したい。
そんな事を考えています。
 
みなさんと、そのあたり事をブレストミーティング出来る様な、そんな機会を楽しみに待っています。
 
 
鎌田昌郎
 
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