サッカー日本代表の親善試合と空気を読まない中島翔哉。
2020.11.22

みなさん、この間のサッカー日本代表のメキシコ戦を観られただろうか。

 

前半は思いのほか日本のパスサッカーが上手く機能した。東京12チャンネルで放映していた「三菱ダイヤモンドサッカー」を夢中で観ていた世代からすると、あのメキシコ相手にここまでやるかと、思わず感慨にふけってしまった。

 

しかし、試合は後半になって失速。原因は、メキシコの攻撃が強度を増したことで、日本のディフェンスラインが下がらされたことだろう。(結果は0-2で敗戦)

 

ああした状況を打開できるのは、相手を背中にしょってボールをキープできる大迫勇也、あるいは純粋なドリブラーとして一人で局面を打開できる中島翔哉なのだけれど、今回のメンバーには未招集。彼らが前線でボールを持っている間にラインを上げるという戦法がとれていたなら、戦況はもっと違ったものになったはずだ。

 

特に中島翔哉。長く日本代表の選手を観ている中でも、あれほどワクワクさせてくれる選手はそういない。守備をしないのでそこが穴になるともいわれるけれど、そんな声を気にも留めず、自分勝手に過剰なほどドリブルを仕掛ける空気読まなさ加減は、いい意味で日本人らしくないのだ。

 

彼のような“違い”を生み出せる選手がいなければ、強い相手からは点を取れないのもまた事実。所属先のポルトでも復活を果たしたことだし、今後も中島翔哉からは目が離せない。

がんばれ、中島翔哉!うちの“だいず”も応援しているぞ!!