新しい会社に入ってからもバンド活動は細々と続けていた。その頃、バンド仲間の1人が結婚することになり、ボクらはそいつのために曲をつくり、披露宴で演奏した。
それから、なんとなくバンド活動が疎遠になり練習もなかなかな集まらなくなっていた。
ある時、ギターのやつから電話があり、ドラマーの連絡先を無くしたから教えてくれと言う。理由を聞くと、もう一度バンド組み直したいからとの理由だった!
「おー!いいな。やろうぜ!」とボクは言った。
するとそいつが、
「え?やだよ、だってお前下手なんだもん」
僕は仕事帰り、総武線に乗りながらこの歌を聴いた。