そして、独立へ。
いろいろな人と話もしたり相談もした。でも、いざ独立となるとなかなか勇気のいることだ。家族のことや生活のこと、将来本当にやっていけるのか?いろいろなことが頭をよぎって不安になったりもした。
しかし、当時仲良くさせてもらっていたお客さんや知り合いの方たちからも、独立したら仕事を出してくれると背中を押してくれた。思えばいい時代だったのかもしれない。(結局、口約束で終わった人もたくさんいるが)
そして、いま勤めている社長に意を決して独立の意思を伝えた。すると、社長は、
「だったら独立してからもうちの仕事を引き続き手伝えばいい。仕事出してやるから」と。
社長には本当に可愛がってもらったのでその言葉はとても嬉しかった。
「本当ですか!ありがとうございます!是非お願いします!」
今思えば、ここまで長く続けてこれたのは、お世話になった社長のおかげだと心から思う。その社長には本当に感謝しかない。
そして、可愛がってくれた先輩、同僚とも、独立してからも付き合いが長く続いて行くことになろうとはその時は思いもしなかった。こんなボクだが、本当に人に恵まれていると思う。
そして、気づけば、僕も30歳を迎えようとしていた。