長渕とボク #35〜  ぶざまさ、人の世は
2021.03.12

こうして一気に距離が縮まったボクたちはそれからというもの何かとつるむようになっていった。彼はボクの仕事関係の営業担当になっていて酒も大好きだったことから、よく飲みに誘われては仕事帰りに飲んで、その飲み代のほとんどは年上の自分が出していた。

そして、2004年 夏! 長渕が桜島でオールナイトのライブが決定した!

「鹿児島だけど、どうする?行く?」

「もちろん行きますよ!」

「よし!ならライブチケットと航空チケット手配するよ!」

幸い、土日のライブだったため、仕事には支障がない。

そしてなんとかチケットと航空券をゲットしたボクはその日をとても楽しみにしていた。

だが、ライブの日の2日前のことだった・・・。

「いよいよ今週だな、楽しみだね〜、待ち合わせ時間とかどうする?」

「すいません、子供を迎えに行かなくちゃならないので行けなくなりました」

「はぁ?、何言ってんの?チケット取っちゃったし、航空券だってお前の名前で予約してるよ?」

「でも、子供を迎えに行かなくちゃならないから、無理だなぁ〜」だって・・・・。

 

そんなことってありまますか?なんだよ、子供の迎えって! そんな理由で軽くキャンセル〜??

こっちは、泊まりで既にチケットも手配済みなのに、その用事は奥さんとかに頼めないことなのか?

しかも2日前になって、ドタキャン、て。その神経が理解できなかった。

考えてみたら、しょっちゅう飲みに誘われては飲み代は自分が払い、財布を出すところを見たことがない。今までボクはうまく利用されてきただけなのか?東京のライブならまだしも、鹿児島まで行く約束をして、それをあっさりとドタキャンできる神経が信じられなかった。完全に裏切られた気分だった。(ちなみに、そいつの児島行きのチケットも全て年上のボクが出していた)

その後、しばらく方針状態で頭が真っ白になったのと、その後の怒りと虚しさは今でも覚えている。

でも、余ったチケットがもったいないので、他に行く人を土壇場で必死に探すことになるのだが、

そんな急に鹿児島まで付き合ってくれる人なんて、いるわけないよな・・・。

 

人はやっぱり簡単に信じちゃいけないのか・・・。自分に人を見る目がないのか・・。

東京って、、、怖い。

ちなみにお金(かなりの額)も貸したが、それも帰ってこなかったことは言うまでもない。

あ〜、、また思い出しちゃった、くそっ!

今日はこの歌がぴったりだ! 歌詞もつけちゃうぞ。。

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変わり果てた奴 旨く変わった奴
両方とも 随分見てきた
友情なんて 口にすると
ガキの頃から むしずが走った

徒党は組まない 組めば面倒だ
生きてくには 一人で精一杯
てめえの面 磨きもせず
友達面する奴 大嫌い

身構えないと なめてきやがる
こわさがないと 笑われる
正直になると 足をすくわれる
ぶざまさ 人の世は…
He・La He He La He He La・La
神様も 笑う
He・La He He La He He La・La
神様も 笑う

ワビを入れても 俺をはじくから
やりたくないが きっちりケリをつけた
憤りの 酒をあおり
半端なてめえに 追い打ちをかけた

筋を通したら 潰しにきやがった
おまけに 俺の心までひん曲げた
尖った口を やがて弛め
おれは最後に ヘラヘラ笑った

身構えないと なめてきやがる
こわさがないと 笑われる
正直になると 足をすくわれる
ぶざまさ 人の世は…
He・La He He La He He La・La
神様も 笑う
He・La He He La He He La・La
神様も 笑う

He・La He He La He He La・La
神様も 笑う
He・La He He La He He La・La
神様も 笑う
He・La He・La…