フライは最高!
『フライ』と言っても白身魚フライとかではなくて
釣りの世界では『フライフィッシング』の事を指す。
『フライ』とは昆虫の『カゲロウ』などを
モチーフにした『擬似餌=毛鉤』。
主にトラウト系の魚を狙うために
ヨーロッパで確立された釣法で
クラシックかつ、とてもスタイリッシュ。
日本にも古くから『テンカラ』と言う
毛鉤を使った似たような釣り方があるが
似て非なる釣りと言えるだろう。
語りたい事は沢山あるが
強いて上げれば、『タックル=道具』の
ひとつ、ひとつが、とても魅力的で
愛好家にはデザイナーやカメラマンなど
クリエイターが多いのも頷ける。
タックル以外にも最大の醍醐味は
水面を流すフライに
魚がそれを咥える瞬間を目視出来る事だ。
近年は海の黒鯛にどっぷりで
渓流が疎かになっているが
海無し県で育った僕は
このフライフィッシングが釣りの原点。
以前は良く渓流に出掛けていた。
鳥の羽で自作したフライをベストに詰め込み
誰もいない山岳渓流のフィールドで
魚と向き合う瞬間は
アングラーにとって正に至福の時。
『Feel the field』
カシオ プロトレックの
ブランドコンセプトであるこのコピーが
その全てを表現している。