#006_多摩川 鯰
2020.12.20

 

自宅付近を絶え間なく流れる多摩川。

時に『タマゾン川』とも呼ばれるこの川は

魚の種類も豊富で
最上流は山梨や奥多摩から
下流域は東京と神奈川の境を流れ
川崎を経て東京湾へと注ぐ。
その距離は138kmに及び関東有数の一級河川だ。


この側に移り住んで15年。

昨年の台風被害で移転したが
新しい住まいも、やはり多摩川の側。

その自宅周辺で狙っていた魚は鯰。

大きいものは70cmを越えて
その引きは強烈!!


夜行性の鯰が活発に動き出す
夕方から日没前後にロッドを振る。

川底に近いボトムの方が釣れるが
プロペラが付いたスウィッシャータイプの

おもちゃのようなルアーを
川の緩やかなポイントの水面に漂わすと
大きな口でバクッ!と飛びついて
かなりスリリングな釣りを堪能出来る。

自宅から僅かな距離で行けるので
ふと釣りがしたくなった時には鯰と言う訳だ。

この『鯰』
かなりグロテスクに見えるかもしれないが
良く見ると愛嬌たっぷりな魚。
子供の頃には地元の川で捕ってきた鯰を
水槽で飼育していたくらいだ。

カエルやザリガニを丸呑みし
小魚も餌の対象。

その貪欲な食性で大きく育ち
多摩川の主として君臨する。

特別な外来魚を除けば
多摩川で最大級の魚だろう。