長渕とボク #18〜 今は黙って春を待とう
2020.12.24

働いて1年ほどして職場の環境にも慣れてきた頃、

まあ、どんなところにも気の合わないやつはいるもので、

同じ部署に1人、抜群に絵がうまく口も達者な同期がいた。

ペシャリがうまいので部署内でも人気者になり、さらに絵もうまいので

重要なプロジェクトにも抜擢されて結果を出したりと目立って活躍していた。

彼とはなぜか「ウマ」が合わず、何となく僕を見下しているように思えて仕方がなかった。

今となってはボクの勘違いかもしれないが、当時はそれが鼻について仕方がなかった。

そうやって人気者になっていく彼に、嫉妬と羨ましさを感じつつ、

いまは、自分のできることをやるしかなかった・・・。